大山積神社

上桜公園南の山中にある静かな神社。

(徳島県吉野川市川島町山田平倉)

川島町を1/25,000 地形図で見ると、上桜公園から美郷村の東山鉱山方面へ行く登山道があり、途中に鳥居のマークがある。こんな山中にどんな神社があるのだろう。

「天候がイマイチだけど、行ってみるか・・・」

吉野川の南側には標高300~400mほどの低い山脈が続いている。ひとつひとつの山頂に名前があるのかもしれないが、私はひっくるめて「前山(マエヤマ)」と呼んでいる。このマエヤマの中腹には車が通れる長い林道がある。まずその林道に車で入り、登山道部分からは徒歩になりそう。

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でも入口まで行ってみると、登山道はコンクリ舗装された山道だった。

かろうじて四輪車で入れるので、行けるところまで車で進む。

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200mほど進むと鳥居があった。

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これが神社なのか。

神社の名前は大山積神社。読みは「オオヤマヅミ」であろう。

山の神である「大山祇神社」の異字である。

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小さな凸型拝殿。

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内部は真っ暗だけど、デジカメの写真を無理やり増感すると本殿が見えた。

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本殿は凸部に納められているが、そのさらに背後に供養塔のようなものがある。

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さらに進んでいくと、石段が整備された結構立派な参道に出る。山の中にしてはよく整備されている。

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こちらにも拝殿があり、戸が開いて電灯がついていた。

やはり元旦なので特別に開いているのだろう。でも人は見当たらなかった。

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こちらも凸型拝殿だが、本殿部分は屋根があるだけで壁はなく、格子の吹き放ちになっていた。珍しい構造だと思う。

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上桜公園付近まで戻ってきた。

ここには堤があり、貯水池が造られている。

堤の上へ通じる細道があるので登ってみた。

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貯水池は透明で深い緑色の水をたたえていた。

釣り人が来ることでもあるのかな。徳島では釣りといえば海釣りがほとんどで、沼で釣り人を見ることはあまりない。

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この堤には小さな祠があって、その後ろにオリエンテーリングのポストが立っている。

マエヤマでは他でもポストを見たことがある。

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祠は既製品のようだ。

(2003年01月01日訪問)

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