聞き込みの結果、市杵島姫神社の境内にかけられた芝居小屋が、その後常設の芝居小屋になったという情報を得た。
その名前は「栄楽座」というそうだ。
栄楽座の場所は、写真の駐車場と茶色の壁の二階屋のある敷地だったという。
神社に小屋掛けしていた地芝居の座長は、運送業を営んでいた地元の実業家だった。市街から鳴門公園(うず潮を見おろす観光地)までの馬車路線の権利を持っていたがその権利をバス会社に売り、その資金で芝居小屋を建てたそうだ。
上演していたのは主に地元の役者によるチャンバラ劇だったという。
映画を上映したかどうかは微妙。
芝居小屋として誕生し、芝居小屋として閉館したのではないかと思う。
栄楽座の横の路地を入ってみたら、古い市営住宅の跡があった。
(2007年01月27日訪問)