岡崎を起点として撫養街道を西へ進みながら映画館らしき建物がないか探していく。
撫養城の城山から西側の林崎というエリアで聞き込みをし、映画館の跡を教えてもらった。
林崎にあったのは「
周囲は住宅街だが、注意深く見てみるとここもかつての花街の跡だとういことに気付く。林崎にも赤線があったのだ。岡崎も赤線だったというし、鳴門って赤線多すぎない? それほど繁栄したということなのだろうけど。
鳴門市で古い映画館について聞き込みをすると、やたらに「清光座」と「朝日座」という名前が出てくる。どうやらこの二つの劇場が鳴門の芝居小屋の老舗だったようだ。
ところで、このあと林崎内で聞き込みを続けていたらひとりのおじさんから、古い映画館が好きなら家に来なさい、と誘われた。なんとそのおじさんも古い映画館跡が好きで映画館アルバムを作っているというのだ。
おじさんの自室に上がり、2時間ほど映画館談義。
おかげで鳴門市の映画館の場所が手っ取り早く判明した。
これがおじさんのコレクションから撮影させてもらった清光座の入口付近の様子。
もっともこの写真もおじさんが自分で撮影したものではなく、図書館で借りた古い写真集などからカメラで撮影してアルバムに整理していたものだから本来の著作者ではない。
(画像は当方でニューラルフィルタによる彩色した)
清光座は芝居小屋として建てられ、最後は映画館になったようだ。閉館したのは昭和35年ごろだという。
(2007年01月27日訪問)