きょうは群馬県の神流町のほうへ出かけたのだが目的の場所が見学できず、すごすごと帰ることろである。
でもそのまま何の成果もなく帰るのはつまらないので、鬼石町から杉ノ峠を越えて児玉町に入り、最後には神川町の古い道を目的もなくだらだらと走っていた。
構造的にはものすごく典型的で、もう見間違うことがない、わかりやすさ。
街道側にはプラットホームがあり、乳業メーカーの収集車の荷台に牛乳缶を積み込めるようになっている。
窓枠や戸板がすべて取り外されているから、内部もよく見える。
ドロップクーラー式の集乳所であることがわかる。
内部にもしっかりした階段が作られていて、すごく使いやすそう。
ドロップクーラー式とは、このように水槽を設置して、酪農家が持ち寄った牛乳缶を浸して冷却する方式をいう。
水槽は2つある。
同じ規格みたいだ。
見る人が見たら、牛乳缶が何本置けるか、それによってこの集乳所に出荷していた乳牛の頭数がわかるんじゃないだろうか。
建物の一番奥には洗い場のような場所があった。
棚もあるので、この場所には机や流し台があり、乳質の検査をするキットや帳簿などが置かれていたかもしれない。
集乳所の背面。
この集乳所は内部がよく見えるし、往時の様子が想像しやすいので、集乳所の入門物件としてお勧めだ。
(2016年09月03日訪問)