下唐子2号墳(冑塚古墳)

横穴式石室があるというがわからなかった。

(埼玉県東松山市下唐子)

写真

3年ほど前に訪れた下唐子1号墳。きょうはその続きだ。

下唐子1号墳から南へ約250mほど行ったところに下唐子2号墳がある。と言っても、車道からは見えないので調べるまで知らなかった。

車で訪れる場合はこの細い道を入ればよい。

写真

古墳の北側に駐車できる。

写真

下唐子2号墳は別名、冑塚(かぶとづか)古墳とも呼ばれる。

円墳なのだが二段築成で、兜の錣のように見えるので冑塚と呼ばれるようになったのだろう。福井県にある兜山古墳の例もある。

写真

現在は墳丘のほとんどが孟宗竹で覆われている。

写真

北側にある謎のくぼみ。

古墳本来の構造にまつわるものなのか、それとも畑としての何かの用途で掘られた穴なのかは不明。

横穴式石室があるということなのだが、一周しても開口部は見つからなかった。この穴ではないと思うのだが。

写真

石室と思われる場所は南側のこのくぼみ。ここが羨道入口の跡ではないかと思う。

写真

古墳の東斜面は墓地になっている。

写真

古い形式の墓石が並ぶ。

年代を見ていったら、この地域の墓石の変遷がわかるんじゃなかろうか。

写真

周囲の竹林もチェックしたほうがよいような気がしたので、南の方へ歩いてみた。

写真

小さな塚がある。

これも下唐子古墳群のひとつなのか。

写真

南側へ回り込んでみるとやたら小石が散乱している。

葺石? にしては細かすぎるか。

写真

このあたありには他にも塚がある。これも古墳なのだろうか。

(2025年10月23日訪問)