小川町の西部の大字、腰越はかつての和紙の産地だ。そこで見学できそうな感じの製紙所がないかと、狭い道に入り込んだりしてグルグル走り廻っていた。
ある路地を通っていたとき、お寺の入口の看板が目に付いた。
のぞき込んで見ると、、、
何ですかっ、これは!
製紙工場の繭蔵? いや、ここは和紙の産地だから、
これ本当にお寺なのか?
参道には小さな六地蔵堂と観音堂。
六地蔵堂内部。
手前にある苔むした舟型光背の仏像は虚空蔵菩薩かな。
観音堂と思われる堂。
扁額に文字があるけど、読めないや。
内部はたぶん馬頭観音。
本堂の前に文化財の案内板があった。それによると、
能満寺は承和元年(834)に僧
とのこと。蔵についてもう少し詳しく書いてほしかった。蔵だとしても特殊な蔵だと思う。
3階の建物の右側には庫裏と思われる建物が接合しているので、3階部分は玄関+仏堂、法事用のスペースとして使われているのだろう。
中をちょっと見てみたい気がする。
ほぼ仏教建築的な要素はないのだが、3階の窓が花頭窓風に飾られていた。
本堂の前にはなぜか孫悟空ご一行の石仏。
三蔵玄奘の石仏って初めて見たかもしれない。
本堂の左側の敷地は墓地になっている。
新しい墓石が多い。
(2016年02月13日訪問)