
志多見砂丘の西端から、東端へ移動。

砂丘の東端は加須西中学校の校庭南側の土手になっていて、はっきりと砂丘の形状がわかる。
植生もアカマツが中心で砂丘らしい風景。

東端には
諏訪神社には乗用車が2~3台おける駐車場があるので、気軽に砂丘を観察するのにはここがいいかもしれない。

砂丘の一部、200坪くらいの南斜面では樹木が伐採されて下草も刈ってある。

この南斜面は砂丘を観察するため、植生を剥ぎ取っているのだと思われる。
と、いうのも注意書きに「植樹、手入れ等もご遠慮ください」となっている。

砂丘の表面。川砂でできていることがわかる。

神社にお参りしていこう。

鳥居を潜ったすぐ左側に神輿庫がある。

神輿庫の内部。

砂丘南斜面に石段があり境内へ。

境内に入ると右手に水盤舎。

参道から来ると正面に社務所がある。
拝殿は、石畳が折れ曲がった左のほうになる。

奥に見える小さな社殿が拝殿だ。
砂丘は細長い山脈のような地形だから、横長に土地を利用するしかなく、拝殿は横向きになっているのだろう。

拝殿は少し高くなっている場所にある。

入母屋妻入りの凸型拝殿。

拝殿の内部。

拝殿の左側にはさらに高い場所がある。
頂上には木花咲耶姫の石碑があった。富士塚だ。

砂丘を利用した富士塚。
日本でここだけではないか?

富士塚頂上から県道側の南斜面を見下ろしたところ。
県道沿いの民家の2階の屋根くらいの高さがある。

砂丘の北斜面は傾斜が緩やかだ。

社務所の裏側にあった末社群。

庚申塔もある。

体が光背から浮き出すように彫られた厚肉彫りの青面金剛。
ポーズは六臂・合掌型。
顔面は摩滅してしまっている。

こちらはディテールがはっきりしている。
ポーズは六臂・剣・ショケラ(女人)型。
三猿は細かいところもはっきり確認できる。

こちらはなんだか馬頭観音みたいな冠をかぶっている。
ポーズは六臂・剣・羂索型。
3体ある青面金剛のすべてが違う持物、ポーズになっているのが面白い。
(2022年02月11日訪問)