次の地獄へ。

白池地獄はみゆき通りにあり駐車場はないのだが、ワニ地獄やかまど地獄から歩いても100mくらいなのでそちらの地獄と一緒に見るのがよいだろう。

ただ、地獄めぐりを全部回るとけっこう時間も体力も必要で最後のほうは集中力も欠けてくる。駐車場から離れているせいかあまり観光客が来ていなかった。

ここは観光施設というより、金持ちの家の庭に入らせてもらえるという感じしかしない地獄だ。

順路にある熱帯魚観賞棟が、またなんとも金持ち趣味というか・・・。

偏見なのはわかってるんだけど、アロワナって映画で必ずマフィアのボスが飼ってるよね。

そんなに見たいわけではない熱帯魚を見せられるのもまた観光地という感じで一興ではあるのだが。

敷地内にあった石造多宝塔。

このあたりで「国東塔」と呼ばれる形態のもの。

特徴は基壇部分が蓮華座になっていること。

白池地獄は、文字通り白い池である。池がひとつあるだけなのだ。

血の池地獄と同じように庭園になっている。

ただ血の池が元噴火口でちょっと生命力を感じさせるイメージの情景だったのに対して、ここは死後の世界っていうイメージだ。

ただし、死後といっても地獄ではなく、極楽のほう。

この中島なんて浄土庭園そのものだよね。

この池にも噴気口がある。

けっこうな湯気が立ち昇っていて、いかにも鉄輪温泉という感じ。