観光案内板にあったもう一つの湧水、「長小野湧水(塩井)」へ向かう。
この湧水は2011年8月この付近を通ったときにも探したのだけど、どう考えても通れそうにない薮に向かって看板が出ていてあきらめた因縁の湧水である。
(写真は前回の捜索の様子)
それと、市が立てた広域の観光案内板もひどくて、鳴瀧と塩井の位置がまったくデタラメ。これらの湧水は緒方川の左岸にあるのだが、地図では右岸に描かれている。これじゃ絶対にたどり着けない!
また、地図だと長小野という字に並んで2つの湧水があるみたいに見えるけれど、実際は2ヶ所は1km以上離れているから、ひと括りに「長小野湧水」という呼ぶのは変だ。よって、当サイトでは鳴瀧を「長小野湧水(鳴瀧)」と呼び、塩井を「塩井湧水」と呼ぶことにする。
でも今回は事前によく地図を調べてきたので簡単に到着できた。
(正確な位置についてはこのページの右上の地図をクリックのこと。)
駐車場の横には水飲み場がある。
この水飲み場はなぜか足場にも水が流れていて、分厚い水垢がヌルヌルと滑りまともに歩けない。この場所でどれだけの人がスッテンコロリンしてコンクリの角に頭をぶつけたのだろう。悪魔的な設計だ。
「塩井」という名前から、鉱泉水でも出ているのかと思いきや、普通の湧水だった。
乗用車なら5~6台は停められそうな駐車場があり、その横は広い池になっている。
池は伝統的な水場の洗い場というわけではない。
かといって、親水公園で水遊びができるというのでもなく、魚がいるというのでもない。
よくわからない中途半端な水たまりみたいなものだ。
池には藻とクレソンの一種みたいなのが生えている。
水は流れているのできれいだ。
湧水地点。
岩の割れ目からかなりの水量で涌き出していた。
(2012年03月24日訪問)