私は鮎喰川の近くのこじんまりとした新興住宅地に一戸建てを借りて住んでいる。ほたるが丘団地といって、むかしはほたるが舞う場所だったそうだ。
団地へ入るには大きな用水路を渡らなければならない。名前は知らない。たぶん名東用水じゃないかと思うのだが・・・。
2面が石垣の擁壁だけど、おそらく川底は自然の状態。水草やガマなどが生えている。
川底は砂で水はいつもきれいなのだけど、魚が泳いでいるのをあまり見た記憶がない。
でも水面には小さな波紋が立っているので、水生昆虫がいるのかな。
トンボはたくさん見かける。
ショウジョウトンボかな?
シオカラトンボ。
ギンヤンマ。
全部普通種だ。
2009年8月、台風9号の影響で鮎喰川が増水した。
ふだん枯れ川の鮎喰川に黄土色の濁流がいっぱいに流れている。
名東用水は堤防をはさんで鮎喰川のすぐ横を流れる。
それまで私は漠然と、この用水は鮎喰川から取水している農業用水なんだと思っていた。
ところが、鮎喰川が濁っているのに名東用水は透き通ったきれいな水が流れていたのだ。
かなり増水してはいるけれど。
橋桁にゴミが引っ掛かり始めているので、うかうかしていると家に帰れなくなりそう。
でも台風のさなか、こんなきれいな水がどこから来ているのか気になって用水の源流部へ行ってみた。
源流部は300mくらい上流で、ちょっと見えにくい場所にあったのだが、どうやら湧水が起点になっているらしい。
1ヶ所からドンと湧いているのではなく、川底全体から鮎喰川の伏流水が湧きて出いるのではないかと思う。
よく見ると地下から吹き出すみたいに水が湧き出ている。
鮎喰川の伏流水が水圧で普段より多く湧き出ているってこと? そんなことってある?
(2006年07月30日訪問)
神木探偵 神宿る木の秘密
単行本 – 2020/4/10
本田 不二雄 (著)
「神仏探偵」と称し、いまだ見たことのない仏像を日本中に探し求め、その謎に迫った『ミステリーな仏像』(駒草出版刊)の著者が、今度は「神木探偵」となって、全国津々浦々の「すごい」御神木を探査しました。
amazon.co.jp