午尾の滝・深瀬八幡神社

落差30mある滝は冬でも水がある。

(徳島県阿南市深瀬町岡崎)

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2009年の元旦、那賀川の下流部にある午尾(ごお)の滝へ来ている。このことについては過去にみかん蔵について書いた

今回は滝を紹介する。同じ場所なので一度に紹介してしまったほうが効率がいいのだが、『阿波國すきま漫遊記第5話』は単一のテーマに集中して執筆したので、脇道に逸れることができなかったのだ。

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まず神社へお参りする。

元日というのにほとんど参拝者はおらず、静かな境内。

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短い石段を登ると拝殿、本殿、神輿庫がある。

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拝殿は凸型で背後の山の斜面に覆屋付きの本殿がある。

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村の鎮守だけれど、本殿の装飾は立派。

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本殿横には末社。

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境内の入口付近にはお旅所がある。

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神輿庫から取り出された神輿がまずここに置かれたり、巡行から帰ってきたときに置かれたりするのだろう。

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社務所。

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社務所の横を降りていくと午尾の滝がある。

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滝は展望所から見るようになっているが、滝つぼ付近まで降りることもできる。

ただし「遊泳禁止」と書かれている。

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落差が30mあり真冬でも水がある。背後の岩山や滝つぼも合わせて風光明媚な滝だ。

夏に来たらもう少し水量があるようだが基本的にはナメ滝である。

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滝つぼは広い。

泳ぎたくなる気持ちもわからんではない。

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滝の落口。

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滝つぼから流れ出た川。

水は透明度が高くきれいだ。

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魚はカワムツが目立つ。

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アユもいる。

こんな小さい支流にもアユは遡上するのだ。

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しきりに石の表面の水あかを食べていた。

(2009年01月01日訪問)

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