
火の見櫓を見るために車を止めたら、そこが神社の参道になっていた。
きょうはこのあと用事があるので道草はできないタイミングなのだが、わざわざ下車したのに素通りというのはよくないのでお参りしていくことにした。

一の鳥居は神明系鳥居、二の鳥居が明神系鳥居という取り合わせ。どうしてこうなった。

一の鳥居を過ぎると用水路に石橋がかかっている。

神社の参道に実際には水路がない石橋ってよくあるけれど、これは本物の橋。

二の鳥居。

由来書き。
大里町ができるまえ、この場所は
ここ中曽根地区はもと市田村の行政の中心で、いまも小学校やJAがあったりしてその雰囲気は感じられる。

鳥居から先は石畳敷き。

水盤舎の屋根もなく、水道や井戸もないためカラカラに干上がった水盤だけが置かれている。
たまに小さな神社にこういう水盤あるけれど、どうしろというの?

参道の右側には神楽殿がある。
60cmほどの土盛りの上に建っている。水害対策か。

拝殿は入母屋の平入り。こちらも60cmほどの土盛りがある。

向拝柱には縄が絡め付けてある。竜神を表わす飾りか?

向拝の貫の上には何かの故事を表現した透かし彫りがある。どういう場面なのかはわからない。
老人が龍を押さえ込んで小僧が慌てふためいているという場面に見える。水難除けの祈願か。

拝殿の内部。

本殿は拝殿の後方のブロック塀の中にあるが、拝殿からは独立して建てられている。

当サイトでいうところの奉安殿っぽい本殿。
盛土と石垣で2mくらいあり、少しくらいの水害があっても冠水しないようになっている。

境内には各地から神社を合祀したときに集められたと思われる石祠が並んでいた。
(2025年02月19日訪問)