昼食のあと、国分寺へ向かった。国分寺は他の観光ルートからちょっと外れて駅の方にあるので車で移動。境内には参拝客は無料で駐車できる。高山市内はどこも有料駐車場なので国分寺にはほっとした。
国分寺といえば聖武天皇が天平時代に全国に作った寺の末裔になるわけだが、通常は当時の寺域は埋蔵文化財の範疇であり、現在の寺とはあまりつながりはない場合が多い。この国分寺も天平時代の国分寺とは直系ではないが、境内からは礎石などが発見されており、当時の国分寺もこの付近にあったと推測されている。
山門は薬医門。両側には築地塀がある。山門の右手には庚申堂、秋葉堂、六地蔵堂。
山門入ると1間1戸鐘楼門。鐘楼門の右側には不動堂、左側には東司。
境内の中央には大
本堂は国重文。本堂の左手には玄関、庫裏、宝物館、茶室。
本堂の右側には、放生池、秋山自雲霊神堂、子供地蔵尊堂、鎮守社、三重塔。
三重塔は県文。垂木や尾垂木の木口が白く塗られているのが特徴だ。
塔の全体像については、重文には一歩及ばずというところで、県文なりのバランスとしか言い様がない‥‥。
(2000年05月02日訪問)