福田海をあとにして吉備津神社へと到着する。広々とした駐車場があり、大きな土産物屋もある。観光地に来たなぁ、という実感が湧いてくる。
石段を登るとまず北
なお、神社の八脚門は一般的には「随身門」と表記するが、この神社では「随神門」と書くそうだ。
その横には自動車のお祓い所。
随神門をくぐると急な石段があり、今度は割拝殿。
そして割拝殿を通ると境内へと入れる。
そしてこれが吉備津神社の拝殿(右半分の長細い部分)と本殿(左半分の妻が二つ連なっている部分)である。いずれも国宝である。
なんだかアニメの「ガンダム」に出てくる宇宙戦艦みたいだ。変な例えだが。とにかくカッコイイ。
本殿は入母屋屋根を2つつなげた形をしていて、これを
境内で見かけたおみくじ販売機。六角をしていて各面に昔話が書かれている。
境内で見かけた絵馬を掛ける堂。「祈願トンネル」と書かれている。
巨大な社務所。おそらく初詣や節分などの大勢人がくるときに使う建物だろう。
お釜殿。国重文である。
勝手に撮影するなと書いてあるので当たり障りのない角度で撮影。
見えない右手のほうで有名な「鳴釜の神事」が行われる。カマドに載せた釜がブーンと唸るかどうかで吉凶を占うという儀式(占い)である。何だか凄い神事のようだが、祈祷料は一回3,000円と、意外にリーズナブル。
この神事は、吉備津彦命に退治された鬼(=
とにかくここまでで、左の境内図の左側の本殿の辺りを紹介したことになる。ここから先は回廊を通って右下の方へと進んでいく。
回廊の入口、南随神門。南北朝時代までさかのぼるとされ、国重文である。
随神門を潜ると回廊が続いている。
とても長い回廊だ。
回廊を外からみた様子。
手前は牡丹園になっている。ちょうど花の季節であった。
回廊の途中には何カ所か山側に末社が祭られているので飽きない。
回廊の出口にあった小祠。
南側から出るとちょっとした門前町があって、遠くに石の鳥居が見えていた。
今は多くの観光客が駐車場のある北参道から参詣しているが、かつては南参道のほうがにぎやかだったかもしれない。
(2001年05月01日訪問)