大通寺

半周分の回廊をそなえた禅寺。庭園もある。

(岡山県矢掛町小林)

山陽道にもどり引き続き東進して矢掛町(やかげちょう)へと向かった。矢掛町は山陽道の宿場町で古い町並みが残っている。町の入口で観光案内板を見ると、町の北側に大通寺という寺に庭園があると書かれていたので、寄り道で行ってみることにした。

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町の北部の緩やかな山すそに大通寺はあった。

周囲を二重の白壁に囲まれたまとまりのある伽藍が遠くから見えてくる。地方の小さな名刹に出会う至福の一瞬だ。

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あれー!?

回廊がある!!!

お寺の伽藍の中でも私が最も好きなのが回廊!

たまたま訪れたお寺に回廊があったら、それはもう最高の体験なのだ! 寄り道して良かった~!

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総門の八脚門。正面が壁になっていて、通路の内側に向かって金剛垣がついている珍しい形の仁王門だ。二体の仁王像は対面して立っている。

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総門を入った先には三間三戸の楼門。

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楼門は1階が完全に透けていて、2階は土壁で閉ざされた部屋になっている。

中に釈迦三尊とか羅漢とか祀られているかも。

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回廊は門に向かって左側だけにあった。楼門の右側にかつて回廊があったかどうかはわからない。

楼門の右側には単層の鐘堂があるだけで、現在の庫裏の構造は回廊が周回できる感じではなかった。

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楼門から左にのびた回廊は、経蔵の前を通って座禅堂の軒先へとつながっている。地方の回廊寺院の定番とも言える構造だ。

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軒先には大きな木魚がぶら下がっていた。修行僧に時刻などを知らせるために打ち鳴らす道具だ。読経のときに叩く丸い木魚はこれが小さくなったものだといわれている。

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そもそも禅堂が本堂の他に独立している禅寺って、それだけでも貴重なのでうれしい。

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内部もちゃんとした禅堂の作り。

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禅堂の右側には本堂。

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本堂と庫裏。

庫裏で受付すれば、庭園を見学できるのだが、時間がだいぶ押してきているため庭園拝観はしなかった。

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境内にはほかに鐘堂がある。

(2001年05月04日訪問)