5月1日、メーデーである。ミャンマーでは祝日になる。この日、職場の女の子たちにねだられてトラックをチャーターして片道3時間かかるチョントゥ滝へ泳ぎに行くこととなった。チョントゥ滝へは先月、教会の日曜学校の遠足に混ぜてもらって私ひとり行ってきたことが職場に知られ、「ワタシたちも行きた~ィ」とおねだりされて遠出となったのである。
私は同じ観光地に二度行ったら負けと思っているが、かわいいスタッフたちのお願いでは仕方がないだろう。
早朝から出発したので、滝で2時間くらい遊んでパアンに戻ってきても、まだ正午ごろである。ホテルでひと休みして、14時ごろからパアン市内のお寺を見て回ることにした。
パアン市の長距離バス乗場が集まる時計塔の交差点から、西のほうへ行くと道の突き当りに僧院がある。
見るからに修行僧のための僧院で、参詣で立ち入る雰囲気ではない。
だが、この僧院の敷地の裏手のほうにパゴダがあることはわかっているので、入ってみることにした。
市街地にあることから前提的に近代的。
敷地はほぼすべてコンクリで舗装されていて、僧房もRC造の普通のビル。
ビルの上にはガラスの壁の屋上屋がある。なにか特別な部屋のようだ。得度室かもしれない。
講堂と思われる建物も体育館のような感じ。
学校も兼ねているのかな。
こうした僧房はやや古い形式。
内部の様子については、以前シュワーテ僧院というところで入らせてもらったことがある。
パゴダのほうへ通じる通路は、駐車場の中を抜けていくようになっていた。
短い石段を登ると金色のパゴダが林立する空間に出た。
地面はタイルが敷き詰めてあるので、ここは履物を脱いで行く場所なのだが、タイルが焼けていてまともに歩けない。
陰から陰へ飛び移るようにしながら移動するしかない。
仏塔ひとつひとつは大きくはないが、造形は細かい。
その細かい造形の中に、さらに小さな仏像が置かれている。(写真左端)
パゴダ同士があまりにも隣接して造られているため、人はそのすきまを歩くようになっている。
鐘つき柱。
その後ろには大きなプールのようなものがある。
井戸だろうか。
水はどんどん注ぎ込まれている。
鉄格子にカギのかかったお堂があった。
聖人紹介所によくあるパターンである。
内部にはお坊さんの像があった。
この僧院を開いたお坊さんを紹介するお堂、すなわち開山堂かもしれない。
このパゴダ群は僧院の敷地の裏側のあたりであり、裏門から直接参詣することもできる。
この門から出ると、以前紹介したシィナマンパゴダがすぐそばである。
(2015年05月01日訪問)