八重籬神社

八脚門に門扉がある。

(岡山県高梁市内山下)

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八重籬(やえがき)神社。

高梁市街地の北の端にある神社。この場所から山並みに沿うように、市街地の南の端までの社寺を巡ってゆく。

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鳥居の前には水盤舎がある。

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鳥居の先には八脚門の随身門。

門扉があるめずらしい八脚門だ。

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随身門の右には蔵がある。

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随身門の左にあった臥牛亭。

松山城の根小屋の御殿の菜園にあった休み処だという。明治の廃城令で山麓の根小屋(現高梁高校の場所)の建物がすべて破却されることになったとき、この休み処だけが蓮華寺に移築され破却を免れたという。

その後、蓮華寺からこの神社に再度移築された。

とはいえ、曳屋(ひきや)をしたわけではないから、当時の部材がどの程度残っているかはわからない。

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拝殿。

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拝殿と本殿のあいだには相の間。

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本殿は千鳥破風などがごちゃごちゃついた入母屋の建物。当サイトでは「入母屋平入の本殿」と無個性な呼び方をしているが、あえて言えばこれは「八棟造(やつむねづく)り」の一種かもしれない。

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本殿の左奥には神庫。

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本殿の右奥には末社が2柱あった。

境内の右側にはJR伯備線が通っている。以前はこの線路の先までが境内だったのだろう。

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社務所。

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社務所の前にはおみくじの自販機があった。

このタイプの自販機は、電力を必要とせず、投入した硬貨の重さだけで動作する。

(2003年05月03日訪問)

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四国大学新あわ学研究所 (編集)

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