私は観光地で写真を撮るときには、いつかサイトで紹介しようという意識で撮ることがほとんどだ。写真を撮るときに、だいたいどういう流れで、どういうキャプションを付けるかを考えて撮っている。逆にいえば、サイトで紹介する予定のない観光地ではまったく写真を撮らない。
なのでここにはカメラを持たずに入場している。
じゃあ、なんで写真があるのかというと、これらは同行者が(私のコンパクトカメラで)撮影したものなのだ・・・。
当サイトで他人が撮った写真だけで書く記事は、後にも先にもこれだけだろう。
でも、遊びに行った先でそんな作業をするのは興をそぐから実際は写真を撮らないことが多い。
孔雀園やおさるの国の紹介記事は、本来紹介するつもりはなく、動物の写真を撮っただけだったのだ。そのせいで構成が露骨に悪くなっている。
小豆島3回目の訪島は、どこか遊び中心になってしまっていて寺巡りにあまり身が入っていないような薄さだし、途中で再撮影に時間をとっているため全体の流れもよくない。
この記事などその最たるもので、何を書いたらいいのか困ってしまうのだ。
今後はレジャー施設や飲食店の記事も書くべきなのだろうか・・・。
動物園の券売機のところから写真を撮ったり、店に入る前から店の看板や駐車場の写真を撮ったりすべきなのだろうか・・・。
でもメシを食べたり、遊ぶときくらいは、何も考えずのびのびと楽しみたいものだ。
さて、この映画村で一番記憶に残っているのは、このコブダイ。
施設は半島の砂州のような立地にあり、川のセットは海水を引き込んで造られている。その川にコブダイが飼われているのだ。
餌のオキアミが売っていて、箸で直接コブダイに食べさせることができる。
海水魚に餌付けできる施設ってあまりないのじゃないかな。
敷地内には、分校のレプリカのほか『二十四の瞳』の原作者である壺井栄の文学館、映画の資料展示、土産物屋などがあり、ひと通り見るには1時間は必要。
実際、なんだかんだで1時間半くらい滞在してしまった。これから徳島まで帰ることを考えるときょうはここが最後の訪問地だ。
帰りの船は、これまで一度も使ったことがなかった池田港発着のカーフェリーを使うことにした。
小豆島へは2泊3日×3回の訪島をし、正味は7日くらい観光したことになるだろう。小豆島八十八ヶ所霊場の寺はまだ半分くらい残っているし、途中から気になりだした共同墓地の無縁塚や蘭塔という石祠墓の取材は中途半端になってしまった。猪垣に至っては、ほとんどさわりしか紹介できていない。
小豆島は目ぼしいスポットをざっと見るだけで、おそらく10日くらいは必要になるんじゃなかろうか。山や海の自然を堪能しようと思えばもっと必要だ。
この島をもう一度くらい訪れたいと思いながら、結局それは叶っていない。
(2008年10月12日訪問)