八幡神社に車を置いて、しばらく黒津地の村の中を歩いてみることにした。漁村の常で、車で動き回るには道が狭すぎるのだ。
八幡神社から東へ歩くと、大きな観音像が見えてきた。
周囲は少し高台で、墓地になっている。
観音像はその墓地の中の小さな庵に立てられていた。
庵の名は光清庵。近くにある光明寺というお寺が管理しているようだ。塔頭なのかもしれない。
境内には本堂の他に、六地蔵堂、無縁仏ピラミッドがある。
ちょっと記憶があいまいなのだけれど、ここは阿波坂東三十三観音の札所だったような気もする。
阿波坂東観音霊場については、ネット上ではほとんど記述がないので確認のしようがないが、阿南市を中心にたまに看板を見かける。
墓地の南側には幼稚園跡かと思われる廃虚があった。
(2004年11月13日訪問)