きょう渋沢栄一記念館が見学できず、目的地を都幾川に変更した真の目的地へやってきた。
その目的というのが、コレ!
見える? コレです!!
もう少し拡大してみると、、、、
見えてきた。ジャングルに同化したプレデターみたいなアイツが・・・。
ちょうど近所にすむおばあちゃんが自販機でジュースを買いに来て、興味深そうに話しかけてきた。
「どこへ行きなさる?」
「ドコって、ココです、コレを見に来たの!」
「
相当耳が遠いみたいで、まったく会話が成立しない。
コレですよおばあちゃん!
ムスカ大佐がラピュタの石碑のツタを引きちぎるみたいに、ひたすら手前にあるツタを引きちぎる。
いずれにしても、このままじゃ写真も撮れないから、とことんきれいにすることにした。
裏側にもびっしりと絡んだ蔓や、トゲのある枝を取り払った。
サイドも整えて。
ヨシ! できた!
これが、、、、
、、、こうなった!
おばあちゃんはこのすぐ近くに住んでいるというので、時計の歴史を尋ねたが、耳が遠くてさっぱり通じない。いま思えば、筆談すればよかったかもしれない。
近所で聞き込みをしたが、昔からあるということくらいしかわからなかった。
「最近のモノでしょ?」などとも言われた。
いやいやいやいや、洗い出し仕上げだし、新しいはずがない。平成という時代がそのまま無いことになっちゃってるのか? どう見ても昭和! 少なくとも昭和30~40年くらいの雰囲気はあるでしょ!? 近所では腰越の辻時計の例もあるので、本音は戦前くらい言いたいところ。
横にある道しるべは「昭和八年七月建之 大椚村青年團」とあるので、辻時計ももしかしたら昭和8年製かもしれない。
この場所は村のバス停で、バス待ちをするのこの辻時計が役に立ったという。
立地的にも抜群だし、まさに辻時計が作られるべくして作られたというような風情ある辻だ。
向かいは松野屋という商店で、昔はとても繁盛し、二階は宴会場だったという。
(2021年11月03日訪問)