香山寺と三重塔

かつては七堂伽藍を有する大寺だったという。

(高知県四万十市坂本)

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四万十市から南に見える山の頂上に仏塔のようなものが見えた。

地図を確認すると山頂まで車道があり、そこには香山寺という寺があるようなので行ってみることにした。

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行ってみると、三重塔のように見えたのは展望台だった。たぶんお寺とは関係がない。

城郭のジャンルでいうところの「模擬天守」に相当する模擬仏塔だ。

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内部はこんな感じ。

一般的な三重塔の構造とはまったく異なっている。

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三階のバルコニーからは四万十川の赤鉄橋(四万十川橋)がよく見える。

その奥の盆地が安並水車の里がある谷だ。

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四万十川の下流方向。太平洋が霞んで見える。

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香山寺の伽藍。

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本堂のほうへ行ってみる。

途中には石仏が並んでいた。

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伽藍は本堂のみ。

庫裏もない無住の寺だ。

寺、というより、堂と言ってもいい。

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建物は凸型で、背後に神社の本殿みたいな出っ張りがあった。

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この場所にはかつて大寺があり、七堂伽藍を備えていたというが、そこまでの雰囲気は感じられなかった。

ただし平地が所々にあるので、現代見る一般的な規模くらいの寺はあったのだろう。

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山頂は公園になっていて、遊具があった。

(2006年11月05日訪問)