頼広の水車小屋

地域の寄付で補修された非観光水車小屋。

(徳島県三好市山城町頼広)

7月に入ったばかりだというのに、暑いな!

家でずっとクーラーの中にいても気持ち悪いので、ちょっと高原にでも出かけてさわやかになりますかな、ってな具合で塩塚高原を目指している。ついでに、以前乗れなかったスカイコースターにでも乗ろうかと。

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国道319号線から枝道に入って、一路塩塚高原を目指して登っていく。

道沿いには茶畑が目立つ。ここは途中の頼広という集落。

その集落で水車小屋を見つけた。

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道路からは谷を挟んで反対側なのだが、行く方法はありそう。

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人家からは離れていて不便な場所なのでいまも使っているということはないだろうが、石垣の古び具合や周囲の状況からして観光のために新造したようには見えない。

つまりもともとこの場所にあった水車が補修されながら残った物件と思われる。

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水がけっこうな勢いで落ちているが羽根板が損傷しているのか、水輪は回転していなかった。

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水車小屋への道は手積みの石段があって、かなりの風雪を感じる。

100年以上、あるいはそれよりも長く使われた水車小屋なのだろう。

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水輪への樋は木に溝を彫った風情あるもの。

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導水路の取水部も最高にイカす!

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水車小屋の中には、この建物を補修したときの寄付の名簿が残っていた。ざっと見たところ150人くらいは名前がある。一人千円から1万円くらい寄付したのではないかな。あるいは山の材木を提供した人もいたかも。

水車小屋はせいぜい10戸くらいしか利用できないから、実際には直接水車を使わない人や、都会に出た人たちも寄付したのだろう。

一般的に水車小屋補修はNPOを作って補助金を受けてやるってパターンが多いと思うのだが、これは民間だけで補修したのだ。

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臼は搗き臼╳2。

壁が吹き放ちなので、秋~冬には落ち葉が舞い込んだりしないのかな。

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ちなみにこの水車小屋のある崖の上には半田岩観音というお堂があるようだ。

ちょっと見えたけれど、暑いので登らなかった。

まぁ、後にして思えばこのくらい登ればいいのにと思うが・・・。

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で、塩塚高原は涼しかったかというと、それほど涼しくもなく・・・

しかもスカイコースターは営業していなかった・・・。

(2007年07月01日訪問)

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