中前寺

高越山徒歩登山道の途中にあるお堂。

(徳島県吉野川市山川町中ノ郷)

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高越山の登山道は徒歩でしか登れないが、山頂のお寺と中腹のお寺に車で行くことができる。中腹には中前寺というお寺があるので、楠根地集落を経由してここまで車で登ってきたのだ。一の鳥居から見て山頂までの半分くらいの標高になる。

ただ恐ろしいことにこの中間地点から山頂へ通じる車道はなく、山頂へ行くにはいったん高越山を完全に下ってから船窪つつじ公園経由の車道を登り返さなければならない。けっこうな道のりになる。

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かといって「じゃぁここに車を置いて山頂まで歩くか!」というのも簡単ではない。ここから山頂までは標高差で500mは登らなければならないからだ。私の足だと1時間半くらいはかかるだろう・・・。

それにしても山の中腹によくもこんな平坦な場所があるものだ。この場所には中之郷という住所があるが、現在はカヤが生えているくらいで、ここに人が住んだ面影は感じられない。

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鳥居がある。二の鳥居になるのかな?

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鳥居を過ぎると少し窪地のようになっている。

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ここに萬代池という沼がある。

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こんな場所に平坦地があり、湖があるのが不思議な感じだ。でもたぶん自然の湖だと思う。

生きものの気配はなかった。

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萬代池の前に擁壁があってその上に宝形のお堂が見えた。

これが中前寺か。

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けっこう大規模な造成工事をした跡がある。建物は新しくまだ築数年といったところ。

お堂と小さな籠り堂があるだけで、ひと気はなかった。

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境内社があった。

内部には素朴な木像が。

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坊主頭だが、仏教系の如来や菩薩ではなさそう。

高越山の神をかたどったものだろうか。

(2002年11月23日訪問)

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