
楠根地集落の中央に神社があった。境内は大きなムクノキが繁って鬱蒼としている。

小さな神社だが、もうこの場所には来ないかもしれないと思い、お参りしていく。
実際には数年後に養蚕などを見せてもらうため、この村に足しげく通うことになるのだが。

神社の名前は
楠根地からみて高越山の裏側の穴吹町にある白人神社の末社か。
鳥居は笠木が太い変わった造形。

鳥居の横には火の見櫓があった。

拝殿は独特だ。
切妻・妻入りの拝殿といえばいえないこともないが、どうみてもただの集会所。

集会所の背後に本殿が2つある。
本殿はケヤキ造りで年代は明治くらいではないか。

末社。
このような小さな木製の小祠で、屋根が直線的に折れ曲がった意匠はつるぎ山地でよく見かける。
これは流造りとは別に区分したほうがいいのではないかと個人的には思っている。

崩れかけたオカマゴが3基あった。
境内のもみじの巨木がが紅葉してきれいだった。

(2002年11月23日訪問)