大イチョウと火の見櫓が印象的な一角。
ここは地域の公民館でもあり、公園でもあり、そして熊野神社の境内でもある。
訪れた11月の末、境内はイチョウの葉で金色に染まり、足下はギンナンだらけだった。
境内に入って右側には公民館の丸貫集会所。
この神社の境内はちょっと変わっていて、説明しづらいのだけど、四角形の敷地の北縁と西縁に土塁みたいな地形があって、社殿がその土塁の上に建っている。
一種の水塚だろう。
この集落自体が自然堤防上なので、そこからさらに1mくらいかさ上げすればそれなりに安全なのだろう。さらに少し北には控え堤の大工町堤もある。
境内の導線的にメインとなるのは熊野神社。
社殿は境内で一番高くかさ上げされている。
目測1.5mくらいか。
狛犬。
拝殿は本殿の覆屋を兼ねている。
千社札が貼られているが、鈴緒の後ろにある札が気になってしまった。「祈念 神意
私はそんなふうに必死に神仏に願いを捧げたことがあったろうか・・・。
内部は 春日造りの本殿で、彫刻などが細かく、凝った造り。
熊野神社の右側にも土塁の上に神社がある。
末社だと思うが、神名はわからなかった。
狛犬はこちらのほうが古い。
拝殿の内部。
左奥にある骨組みは地口行灯かな。
熊野神社の左側にも社殿がある。
中を覗いてみたら仏堂だった。
外側の小屋みたいな造りに反して、内部には来迎柱みたいなのがあって厨子も祀られている。元々あった寺が廃寺になったとき、お堂の一部を再利用したのだろう。
境内の公園と火の見櫓についてもまとめて紹介してく。
火の見櫓の下にある小屋はしめ縄がかかっているので、消防団倉庫ではなく祭具庫だろう。
途中に踊り場があり、踊り場にも手すりがある。
上部デッキと屋根は八角形。
屋根が壊れ始めている。
公園の滑り台は傑作。
足が3本というのが面白い。
しかもタラップと滑降部が同じ方向に出ている。
こうした導線は石の山や斜面利用の滑り台によく見られるが、鉄製の開放デッキ台ではちょっと他に思い出せない。
おそらく地元鉄工所による一点モノで、非常に貴重な滑り台だと思う。
境内には他に、鉄棒、ブランコ、箱ブランコの骨があった。
火の見櫓は取材の2年後の2024年ごろ撤去された。
(2022年11月22日訪問)
