パゴダの入口にあった看板。
「
ラテライトの真っ赤な道が続く。
周辺の林の中に、点々とパゴダが造営されている。
鉢の形をしたパゴダ。
お寺で使われる鉢で、オプソンという。
これは参道から見えていたパゴダ。小さいながらパゴダ拝殿が付属している。
メインのパゴダはまだ先だ。
また、鉢の形をしたパゴダがあった。今度は彩色されている。
このあたりから先は、道路がコンクリ舗装されているがかなりの急斜度になる。
坂を登りきった。
低い丘陵の頂上に平らな場所があり、寺の主要な伽藍はここになる。
と、言っても、実際には工事中のパゴダと、インペの葉で作られた質素な小屋が立ち並ぶだけだ。
パゴダは田舎の寺にしてはかなり立派な部類。
境内の入口付近にある
僧院の台所は在家の女たちがまかなっている場合が多いようだ。特に田舎の寺ともなれば、その家族も一緒に働いているので、男女さまざまな年齢の人間がいる。
僧房もインペの葉で葺かれた質素な建物。
インペの葉を編んだ「インペアモウ」という建材は耐久性には劣るが安価なので、たぶん食堂と僧房の全体のインペアモウのコストは1万円程度だろうと思われる。
いまは寺の経済力のほとんどをパゴダの建設に注ぎ込んでいるのだろう。
寺の境内のさらに先には急峻な山があるが、登山道などはなさそうだった。
山の名前は、コーピャ山かもしれない。
百葉箱みたいなものがある。
境内には次の伽藍として、得度堂を建設するようだ。
基礎の周りに、タケノコみたいな結界石があるので、得度堂が建つのだとわかる。
東側の風景。
3年前、中央の山のふもとを通ったときに、急に黒雲が湧き上がってすごく不安になったのでこの山を見るといまでもちょっとドキドキする。
(2017年01月04日訪問)