きょうは中之条の
用事は比較的簡単に終わったので、
この辺りではまず嵩山を紹介するほうが先だとは思うが、それはまたいずれ。
嵩山方面には何度も来ているのに、いつも親都神社は素通りしていたので、きょうこそはお参りしていこうということなのだ。
一の鳥居がある参道はもともとは神社の参道ではなく、車道ができるまえの単なる村の道だったのではないだろうか。
一の鳥居のあたりには大きなクヌギの樹が覆いかぶさっていた。クヌギを庭に植えたいので、ドングリを拾う。
一の鳥居を過ぎると、薄暗い森の中を進んでいく。
道から直角に石段があり、神社の境内へ。
ここが本来の神社の参道の入口なのであろう。
石段を登ったところの左側には水盤舎。
右側には神楽殿がある。
写真に写っている赤いごちゃごちゃしたものは、折りから行われている中之条ビエンナーレのアート作品。
私はインスタレーションってあんまり好きじゃないので、撮影に邪魔だなという気持ちしか湧かない。つまるところ中之条ビエンナーレ自体ほとんど関心がないのだ。
神社は杉林の中にあり全体的に薄暗い。
拝殿は茅葺きと思われる母体に銅版を被せた重厚なデザイン。向拝がガンダムに出てくるビグザムみたい。
拝殿は江戸中期の作と言われている。
拝殿を横から見たところ。
拝殿からは渡廊を経て、覆屋につながっている。
おそらく本殿はこの内部にあるのだろう。
覆屋には絵馬が奉納されているが文字は風化で解らなくなっている。
この神社で気になるのは、拝殿から右側に渡廊で接続している建物。
これ、神饌所じゃないのかな。
つまり、神様にお供えする食べ物などを準備する専用の建物。
群馬県の神社で神饌所のある神社ってあまり記憶がない。
神社には裏口があり、嵩山方面に行ける。
嵩山の麓には町が運営する土産物屋や蕎麦屋がある。
昼飯を食べようと思って行ってみたが、ビエンナーレで観光客でごった返しており、どれだけ待たされるかわからないのであきらめた。
昔ながらのお店だけど、何度か利用している。
メニューは焼きそば、おでん、ところ天、たい焼きのみという潔さ。おでんはセルフだ。
焼きそばは小280円、中420円、大560円、特大700円というリーズナブルな価格。
焼きそばはあらかじめ作られてあるらしく、注文してから出てくるまでが異様に早いから、時間がない人にはうれしい。手前は「大」。焼きそば好きな男性なら特大でも食べられると思う。
きょうは運搬する機械が軽トラの荷台に載った状態なので、あまり寄り道せず帰路につこう。
(2021年11月11日訪問)