三度栗の火の見櫓

塔身の細い火の見櫓。

(愛媛県四国中央市土居町上野)

きょうは吉野川をさかのぼるかたちでドライブしてきたが、帰路は瀬戸内海に出て伊予街道を戻ることにした。吉野川源流部から瀬戸内方面の西条市までは国道194号線を通ればあっという間だ。

西条から自宅までは高速道路を使えば2時間、国道11号線を走れば3時間といったところ。だがここは、あえて旧讃岐街道を堪能しながら帰ることにする。ほぼ国道に沿っていて現在でも旧道だけを通って愛媛県を抜けることができるのだ。国道ルートプラス1~2時間といったところか。

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旧街道にはたぶんそれなりに見るべきものもあるのだろうけど、きょうはドライブ目的だったから目で楽しみながら街道を走る。

途中、一ヶ所だけ気になる火の見櫓があったので写真を撮った。

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塔身が細くて心配になってしまいそうな火の見だ。

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火の見の横には辻堂がある。

「三度栗大師」というお堂で、弘法大師が村人から栗をもらった礼として、クリの木に1年3回実がなるようにした場所なのだという。

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きょうはもう帰って寝るだけ。

車通りの少ない旧道を、いつ帰り着くともわからないペースでダラダラ走りつづけるのだった。

(2007年03月04日訪問)

民俗小事典死と葬送

単行本 – 2005/12/1
新谷 尚紀 (編集), 関沢 まゆみ (編集)

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