県道36号線を戻っていたとき、道ばたに小学校があることに気がついた。いまはもう廃校になっているようだ。
木造平屋建ての中々に大きな校舎が残っている。
校門も閉鎖されていないし、なんと玄関も開いている。
せっかくなので中を見させてもらおう。
間取りは片廊下型で職員室や教室が並ぶ。よくある構造だ。
校内の備品がわりとそのまま残されている。
学校が無くなるときってそんなものなんだろうか。
足踏みオルガンが物悲しく放置されていた。
確かに私が通った小学校にもあったけどさ、人体標本。
放置する?
なんか、怖いんですけど・・・。
町内の納涼祭で校舎を利用した肝試し大会でもやったのかな???
天井にはスズメバチの巣があった。
トイレは別棟で渡り廊下で繋がっていた。
私が通った小学校もトイレはハナレだったな。非衛生で怖いような場所だった。
二部屋ぶち抜きの教室。講堂的な部屋だったのかもしれない。
日曜大工の作業部屋になっていた。
二宮金次郎だけはなぜかピカピカだった。
徳島の山間地では年間の出生数が1桁という町村がかなりある。なので、かつてたくさんあった山の小学校は次々に閉校しているのが実情だ。
だがある意味、山奥にこんな大きな学校が必要なほど子どもがいたというのが特別な時代だったのかもしれない。
校庭の遊具を見てみよう。
椅子が割れて鎖だけになったブランコ。
他に、ジャングルジム、転動シーソーがあった。
(2008年02月24日訪問)