妙見神社と遊具

回転するカップ遊具がある小さな神社。

(徳島県阿南市黒津地町山下)

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阿南市の東部、那賀川の河口(というか厳密には桑野川の河口部の黒津地町へやってきた。このあたりは小さな船だまりのある元漁村だ。

家と家のあいだの道は狭い路地で、いわゆるドブ板通りである。

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その狭い路地を入って、さらに狭い路地を曲がったところに妙見神社という小さな神社がある。

「黒津地の寺社を紹介するなら他にあるだろう?」という声が聞こえてきそうだが、今回は滑り台を中心として書いているので、他の寺社はいつか別の機会に書きたいと思う。

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この神社は本当に小さな神社で、神社というよりも公園の一角に祠があるという感じの場所だ。

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社殿は切妻平入りの凸型拝殿。

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本殿は拝殿の後部に突き出たようになっている。

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境内は全体が公園になっている。

鳥居をくぐって最初にあるのが太鼓雲梯。

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続いて、フラーレン型ジャングルジム。

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開放デッキ型滑り台。滑降部はFRP樹脂版。

鳴門の東浜第3公園と同じ商品と思われる。

それにしても徳島はFRP樹脂板の滑り台が多いなあ。

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高松でよく見かけた支点固定式のスプリング付きシーソー。

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回転するカップ型遊具。

こうした遊具は中央にハンドルがあって回転させる型式が多いと思われるが、この遊具にはハンドルがない。

中央にはコーン型の軸受けと思われる構造があり、遊具はその軸受けにヤジロベエのように載っているようだ。

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回転型遊具の問題点として、回転部への巻き込みなどが考えられるが、これだと手に触れる部分にスライド箇所がないため、指を挟むなどの問題は起きにくい。

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しかし一方で、ベンチに腰掛けていると回転動力を得ることが出来ず、誰かが外側から回転させなければならない。

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境内にはほかに、ブランコと倉庫があった。

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神社の境内は小高い丘になっていて、かつて何度もこの地方を襲った津波の被害も免れてきた場所なのだろう。

最後に徳島県を津波が襲ったのは昭和21年(1946)で、県南に行くとその時の被害を生々しく覚えている人たちから話を聞くことができる。

(2004年11月13日訪問)