
小松島市立江町。四国霊場の19番札所、立江寺がある町だ。きょうはその立江寺や、町内の廃映画館を見にやってきた。そのなかで滑り台のある神社があったので紹介しよう。
立江八幡神社である。

神社は「
御寶言泉は閉館時間が市内の他の施設にくらべ早めという難点はあるものの、濁り湯で掛け流し、露天風呂がややぬるめという私が最も好きな日帰り温泉だ。

神社の境内は南北250mほどあり、田舎町の神社としてはかなり大きなほうだが、立江寺とちがってひっきりなしに観光客が訪れるような神社ではない。
広々とした参道はひっそりとしている。

参道にある神厩。

拝殿。
赤く塗られた向拝柱が鮮やかだ。

本殿は流造。
朱、黄、青の3食の塗り分けがちょっと大陸的な異国情緒を感じさせる。

これ、ペンキだよね?
総ケヤキ作りの社殿によく大胆に塗ったな。脇障子の部分は透かし彫りにも塗ってある。

境内は徳島の県南らしい、常緑樹の森。
末社がたくさんある。

明治時代に近隣の神社を合祀したものではないか。

信徒休憩所。

末社の伊勢・出雲神社。

日月の窓を持つ灯籠が並んでいた。

境内の北の外れには水神社がある。
神社の西には立江川という河川があるのでその関係の神社か。この川の河口で1977年にニホンカワウソの死体が見つかっていたことはあまり知られていない。
カワウソで有名な高知県須崎市で最後にニホンカワウソが確認されたのが1979年だから2年しか違わないのだ。

末社の王子神社。

王子神社は狛犬がイケている。

イヌというよりなんか爬虫類っぽい。

境内には広場があり、児童公園になっている。

三叉型の滑り台があった。
かなり年季が入っていそう。

滑降面はアクリル板で出来ているが、その性質上曲げることができないので、下端部は鈍角で屈曲している。

滑降部の途中に継ぎ目がある。
こうした造りは古いタイプの滑り台だと見ていいと思う。

タラップの基礎は直径1mほどの円形。
どうしてここだけこんな大きな基礎を作ったのか謎だ。単なるデザインなのだろうか。

踏み板はC型鋼で、側桁とは溶接で固定されている。

デッキの床は不等辺6角形。
手すりは滑降部のところで切れている。連結されている手すりに比べて強度がないせいか、写真奥側の手すりは内側に折れるように変形してしまっていた。

この公園にはもうひとつ特徴的な遊具がある。
雲梯とリングトンネルが合体した遊具だ。

どうやって遊ぶかを置いておけば、デザインはかなりカッコいい。
両端にハシゴがあり、雲梯の上のリングトンネルに登ることができる。

雲梯はループ状になっているので、無限にトレーニングできる。
あるいは、雲梯の上を立ち歩きして遊ぶのかも知れない。

中央のリングトンネルはいったいどう使ったらいいのか。ほんと教えてほしい。

園内にはほかに、ジャングルジム、鉄棒、ブランコがあった。

ブランコは座面が木製。懐かしい感じのブランコだ。
(2004年11月13日訪問)