公園の全体図。
図の上側が山頂、下側が山麓になる。
自治体が力を入れて作った大型公園ではありがちだが、大型の遊具がいくつも設置されている。だがこの図からはこの公園の特徴は読み取りにくい。
実はこの公園には10基以上の滑り台があるのだ。(正確な数は13基か?)まさに滑り台天国。
滑り台マニアが喜ぶような古い台はないのだが、それにしてもこれほど滑り台がたくさんある公園を私は他に知らない。
赤と青の鮮やかなアーチデッキステンレス滑り台。
ステンレス台としては滑降距離が長いほうだと思う。
青い台は斜面に沿って作られている。
スピードが出過ぎないように、途中に踊り場があるのがちょっと惜しい・・・。
赤い台は崖から空中に飛び出しながらカーブしている。
こちらも途中に踊り場があり、スピードが殺されるようになっている。
斜面に作られたローラー台。
細いタイプのローラーで、あまりスピードは出ない。
アスレチック広場にはターザンロープがあった。
一般的にターザンロープは子どもたちの人気遊具だと思うが、公園が広くてアスレチック広場はかなり奥のほうなので誰もいなかった。
障害突破トレーナー。
なぜか使用禁止になっていた。見た感じ、問題はなさそうなのだが。
木製ハウスとローラー滑り台。こちらも使用禁止。
アスレチック広場から次のエリアへ移動するには滑り台を使う。
こちらはステンレス台で途中に踊り場もなく、スピードが出る。
ステンレス台の先はザイルネットになっている。
けっこう距離があり、ここを歩いて移動するのはそれなりに面倒だ。そのため階段で移動するルートも作られている。
ザイルネットをがんばって踏破したら、ご褒美にまた滑り台がある。
このザイルネットとステンレス滑りを組み合わせた部分は「ジェットスライダー」という名前のようだ。
ジェットスライダーを降りた先には、ザイルクライムがある。名前は「ツインタワー」。メーカーはコトブキではないかと思う。
徳島では山城公園でも見たやつだ。
階段を降りると、もうひとつザイルクライムがある。こちらはグローブ風の鉄骨の内側がザイルネットになっている。
向麻山公園にも似たような遊具があった。名前は「スカイネット」
メーカーはタカオではないかと思う。
さらに階段を降りたところにある複合遊具「騎兵隊トリデ」。ここにはステンレス滑り台がある。
隣にあるインディアントリデとペアとなって世界観を作っているのだが、これ今の若い子にはわからないだろうし、かなり微妙な設定だと思うんだが。
デザイン的には『スターシップ・トルーパーズ』ゴッコができそう。
この砦にはパイプ滑りっぽいものもついている。
3本あるのがよくわからない。あいあいランドという公園にもこれとよく似た3本のスライダーがある。
続いて、「騎兵隊トリデ」と対になっている遊具「インディアントリデ」へ行ってみる。
ここには、徳島県でここでしか体験できない遊具がある。
それがこれ「フリーフォール」。
滑り出し部分がほぼ垂直という滑り台なのだ。全国的に見ても希少な台。スリル感という点ではほぼ滑り台の頂点と言っていいと思う。
子どもが無限ループしていて、おっさんが割り込んで滑るのはちょっと無理だった。
後半の水平部分が長いので、落下スピードを減殺するようになっている。気をつけるのは皮膚の摩擦熱。長袖長ズボンで滑るのが望ましいと思う。
この商品には小型と大型があり、これは小型タイプ。大型はたぶん全国に10箇所もないと思われるが、滑ってみたい。
西部劇ゾーンからさらに石段を降りて行くと、ちびっこ広場がある。
これまで見てきた遊具群から比べると無難なエリアだ。親も比較的安心して子どもを遊ばせられる。
ちびっ子広場の片隅にある「恐竜の谷」。
恐竜のライドである。
といっても、アロサウルスは登ることはできず、どうにも遊びようがない。
写真奥の子どもと対比してステゴサウルスの大きさがわかる。
角竜は小さいので登れそう。
さすがにリアルな恐竜では遊びようがないので、別途遊具としての恐竜も用意されている。
ピンクの恐竜は背中が滑り台。
これだけでもすでに滑り台でお腹いっぱいになりそうなのだが、この恐竜の谷からさらにローラ滑り台があるのだ。
ローラー滑り台は2レーンあり、それぞれ98m、85mもある本格的なローラー台だ。
黄色いほうが85mの台。
途中にループがある。
滑ってみたがあまりスピードはでなかった。
青いほうは95m。
100m近い距離を戻るのが面倒だったのでこちらは滑らなかったが、たぶん大同小異だろう。
公園の麓まで降りてきた。
麓側にも駐車場があるので、自分の好みの遊具が近いほうに駐車するのがよいだろう。
人研ぎ台がひとつもないのが残念だが、徳島県唯一のフリーフォールもあり、滑り台は全部で10基以上あるので、それを順番にすべて滑るだけでも楽しめると思う。滑り台好きにはオススメの公園である。
(2003年09月15日訪問)