牟岐線の架道橋

持送りアーチ構造で四輪車は通れない。

(徳島県徳島市丈六町八反田)

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多々羅の民家として風景を紹介したが、この地区を横切るようにJR牟岐線の鉄道が通っている。この牟岐線の鉄道橋を紹介する。

こちらは多々羅川に架かるガーダー橋。

➡ 場所

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多々羅川ガーダー橋から300mほど南に行ったところに、熊山城という城跡がある。

平安時代の末期、源義経が屋島攻めのため小松島市に船で上陸し、この辺りを進軍した。その際に攻め落とされた城だという。当時は周囲は沼地で、島のような城だったのかもしれない。

➡ 場所

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その熊山城址から東へ行く道がJR牟岐線を潜る場所に、石造の架道橋がある。

➡ 場所

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構造は持送りアーチ。珍しいと思う。

橋台が石積みのコンクリート桁橋というのはどきどき見る気がするが、これは桁部分も石製。

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構造の関係からか道幅は狭く、自転車くらいしか通れない。

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せっかくなので歩いて通り抜けてみた。

(2007年10月14日訪問)

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