飯尾川あたりから南を見た風景。
奥に続く山並みは、私が勝手に「マエヤマ」と読んでいる山脈で、四国の中央構造線の南側を体現する山だ。徳島県東部あたりでは標高は300m程度で見える範囲は低山だけど、この山並みを奥の方向に分け入ればどこまでも四国山地が続いているという、里の終わりを表わす境界線なのだ。
中央に鎮守の森が見えている。国実の辻時計を見たときから何度かチラチラと遠目に見えていたのだが、ちょっと面白そうなので行ってみることにした。
八幡神社からは飯尾川があるので少し回り込んで、神社の東側からアプローチ。
周囲は水田でその中に浮かぶ島のような鎮守の森。樹種はムクノキ、イチョウ、クスノキ。だいたいこの近辺の神社の植生は同じだな。
鳥居の外側の右側には水盤舎。
その横には百度石があった。
拝殿の東側には相撲の土俵がある。
土がふわふわで子どもが転んでも怪我をしないようになっている。
その横にあるのは社務所か、村の集会所かと思われる建物。
なんか気になる建物だな。
念のためいろんな方向から写真を撮っておくか。
神社の本殿は塚の上に建っている。
自然の塚なのか、この何らかの土木工事で出た土を積み上げたものなのか。ここだけがうっそうとしていて、ちょっと神秘的な感じの空間になっている。
(2003年04月05日訪問)